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2026.09.16
60代からパーソナルジムは無理なく通える?運動が初めての方の進め方と、当店の60代会員の記録
「60代で今からパーソナルジムに入っても、ついていけるのか」
「若い人向けの、きついトレーニングをさせられるのではないか」
「運動をしたことがないまま60代になった。それでも始められるのか」
60代でパーソナルジムを調べている方が気にされているのは、「効果があるか」より前に「自分の体力で通えるのか」という点であることが多いように思います。当店にも、運動が初めてという60代の方が短期集中コースから始められた記録があります。
この記事では、60代の方がパーソナルジムに無理なく通えるかどうかを、公的な運動指針と、札幌市西区・琴似の当店に通われた60代の方2名の記録から整理します。前半で「進め方のどこが40代・50代と違うか」を、後半で「契約前に確認しておきたいこと」をまとめます。
結論:60代で通えるかどうかは「体力」ではなく「最初の進め方」で決まる
先に結論をお伝えします。60代だからパーソナルジムに通えない、という年齢の壁は基本的にありません。パーソナルトレーニングは、その人の今の体力と可動域を見て、扱う重さと種目をトレーナーがその場で決める指導です。「決まったメニューについていく」形ではないので、体力に自信がないことは始めない理由になりません。
違いが出るのは、体力そのものより最初の1〜3か月をどう使うかです。当店の60代の方の記録を見ると、共通しているのは最初から結果を急いでいないことです。逆にいえば、若い方と同じペースで最初から追い込む設計のジムでは、60代の方は続けにくくなります。
公的な指針でも、60代・高齢者に筋力トレーニングは「やらない」ではなく「安全に配慮してやる」
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、65歳以上の高齢者についても、歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日40分以上(1日約6,000歩以上)行うこと、筋力トレーニングを週2〜3日行うことが推奨されています。あわせて、身体機能が低下している高齢者については安全に配慮し、転倒などに注意することが明記されています。
つまり公的な指針の立場は、年齢を理由に筋力トレーニングを避けることではなく、安全に配慮したうえで行うことです。この「安全に配慮する」部分を、器具の使い方も負荷の決め方も分からないまま自分で判断するのか、トレーナーに任せるのか。60代の方にパーソナルジムという選択肢が向く理由は、ここにあります。
60代の方の進め方で、40代・50代と違っていた3つの点
40代・50代の方については、40代・50代からのパーソナルジムは遅いかを整理した記事で、体重より先にウエストと体の動きが変わることを書きました。60代の方の記録を見返すと、変化の出方はそれと共通していますが、進め方には次の3つの違いがありました。
1. 最初の3か月を「ジムに慣れる期間」と決めてから始めている
運動が初めてだった60代・女性の方は、「半年で−11kg」という目標で短期集中コースに入られましたが、最初の3か月コースは結果を出す期間ではなく、ジムに通うことと運動そのものに慣れる期間として位置づけ、そのぶん後ろに期間を足す形で進めました。当初は3か月で目標に届く計画でしたが、慣れる期間を先に取ったことで、計5か月半かけて目標に届いています。
40代・50代の方で「2か月で−5kg」のように最初から数字を追う進め方が合っていた方と比べると、ここが最も大きな違いです。60代で運動経験がない場合、最初の数週間は種目を覚え、正しい姿勢で動くことそのものに時間がかかります。この期間を「遅れ」と捉えて焦ると続きません。
2. 「1か月に−1kg」という、あえてゆるやかな目標を置いている
60代・男性の方が短期集中コースに入られたときの目標は、「1か月ごとに−1kg」と「姿勢改善」でした。2か月で−5kgといった目標に比べると、月−1kgはかなりゆるやかです。ご本人が大事にされていたのは、体重を早く落とすことではなく「健康的に痩せる」ことだったと伺っています。
この方は約4か月で体重−4.2kg、体脂肪率−3.6%、ウエスト−9cmという経過で、筋肉量は−0.3kgとほとんど変わっていません。月−1kgのペースで進み、体重が減るあいだも筋肉量がほぼ保たれていた記録です。60代の方にとって、体重の数字より「筋肉量を落とさずに体脂肪を減らせているか」のほうが、見ておきたい指標になります。
3. 筋トレとコンディショニングを組み合わせ、その日の状態で内容を決めている
同じ60代・男性の方は、短期集中コースの60分を筋トレだけで使うのではなく、身体を整えるコンディショニングと組み合わせる形で進めました。ご本人の感想として挙げられたのは、その時の状態を考慮して筋トレとコンディショニングを組み合わせてもらえたこと、そして、なぜその運動やコンディショニングを行うのかを丁寧に説明してもらえたので納得して取り組めたということでした。
60代の方の場合、「今日はどこまでやるか」を毎回決め直せるかどうかが、続けられるかを左右します。前回できたことが今日もできるとは限らない日があるからです。決まったプログラムを順番に消化する形より、その日の状態で内容を調整できる形のほうが、60代の方には合いやすいと考えています。
当店に通われた60代の方の記録
ここからは、札幌市西区・琴似の当店に通われた60代の方2名の記録を紹介します。いずれも個別の事例であり、同じ結果をお約束するものではありません。ただ「60代で、どういう進め方をした人が、どう変わったか」を知る材料にはなると思います。
60代・女性/運動が初めて、短期集中コースを計5か月半
「半年間で−11kg痩せたい」という目標で、短期集中3か月コースから始められた方です。運動が初めてだったため、先に書いたとおり最初の3か月を慣れる期間とし、2か月・1か月とコースを足して、計5か月半で体重−11.7kg、体脂肪率−11.3%、ウエスト−20cmという経過になりました。筋肉量は−0.4kgにとどまっています。
担当スタッフの記録に残っているのは、パーソナルの時間以外にこの方が続けていたことです。毎日の食事の報告、週5〜7回・1日1万歩以上のウォーキング、そして間食を低カロリー・低脂質のものに変えることの3つでした。特にウォーキングは、先ほどの厚生労働省の指針にある「1日約6,000歩以上」を上回る量を、ジムの外で自分で確保されていたことになります。
コース終了後は、月9回のパーソナルが付く月額コースへ移られ、「体重54kg台・ウエスト67cm台」という次の目標をご自身で決めておられます。経過と写真は60代・女性の方の短期集中5か月半の記録に残しています。
60代・男性/仕事終わりに週1〜2回、短期集中コースを約4か月
「1か月ごとに−1kg」と「姿勢改善」を目標に、短期集中の60分×25回コースで始められた方です。2か月が経過した時点で「より健康的に目標に近づきたい」と、同じコースをもう一度延長され、合計約4か月で体重−4.2kg、体脂肪率−3.6%、ウエスト−9cm、筋肉量−0.3kgという経過でした。
来館は仕事終わりに週1〜2回のペースで、無理に回数を増やすことはしていません。ご本人が満足されていた点として挙げられたのは、個人に合わせた指導だったこと、そして筋肉や関節の動く範囲が広がったと感じられたことでした。トレーニング内容についても「無理なく楽しく続けられた」とおっしゃっていました。
この方はさらに延長を検討されていましたが、転勤が決まり、コースはここで区切りとなりました。「戻ってきたらまた通いたい」と言っていただいた記録が残っています。詳しくは60代・男性の方の短期集中約4か月の記録でご確認ください。
60代の方がパーソナルジムを契約する前に確認したい3点
ここまでの記録をふまえて、60代の方が契約前に確認しておきたい点を3つにまとめます。料金や立地より先に、次の3点を体験やカウンセリングで聞いてみてください。
1. 今の体力と気になる部位を聞いたうえで、その場で内容を組んでくれるか
体験の時点で、運動経験の有無、階段や長時間の歩行で気になる部位、以前に痛めた箇所などを聞かれるかどうかを見てください。聞かれないまま「初回はこのメニューです」と始まるジムは、60代の方には合いにくいと思います。医療機関ではないので、不安な箇所については主治医の判断を優先したうえで、その範囲でできることをトレーナーが組む形になります。
2. 期間や回数を、途中で足したり減らしたりできるか
60代・女性の方の例のように、慣れる期間を先に取ると、当初の期間では足りなくなることがあります。そのときに1か月単位で期間を足せるのか、短期集中から月額コースへ切り替えられるのかは、始める前に聞いておいたほうが安心です。当店の短期集中コースは1か月・2か月・3か月の単位で組んであるので、終了時点で次の期間を足す形が取れます。
3. パーソナル以外の日に何をするかまで、一緒に決めてくれるか
2名の記録に共通していたのは、パーソナルの時間だけで完結していなかったことです。週1〜2回の指導に加えて、毎日のウォーキングや食事の報告といった「ジムの外の時間」を、ご本人が自分で持っておられました。トレーナーがその部分まで一緒に考えてくれるか、指導日以外にも施設を使えるかは、60代の方にとって確認しておきたい点です。
私たち札幌市西区・琴似のパーソナルトレーニングジム Legameは、地下鉄琴似駅から徒歩1分の店舗で、短期集中コースを含めて施設を通い放題にしています。指導日以外に来て、教わった種目をひとりで繰り返すこともできます。コースの内容と、短期集中から月額コースへ移る流れはパーソナルトレーニングのご案内にまとめていますので、比較の材料にしてください。
まとめ
60代でパーソナルジムに通えるかどうかは、今の体力ではなく、最初の1〜3か月をどう進めるかで決まります。公的な指針も、高齢者に対して筋力トレーニングを避けることではなく、安全に配慮して週2〜3日行うことを推奨しています。当店の記録では、60代の方は「最初の3か月を慣れる期間と決める」「月−1kg程度のゆるやかな目標を置く」「その日の状態で筋トレとコンディショニングの配分を変える」という進め方で、筋肉量を保ちながら体脂肪とウエストを減らしていました。
契約前には、体力と気になる部位を聞いてから内容を組んでくれるか、期間を途中で足せるか、パーソナル以外の日の過ごし方まで一緒に決めてくれるかの3点を確認してください。この3点が揃っているジムであれば、60代からでも「ついていけない」という心配はかなり小さくなります。


